ことしのランドセル事情は? 特徴さまざま シルバーにおしゃれなくすみカラー 広がる仕組みも
来年入学する子どもたちに向けたランドセルの予約販売がスタートしました。
荷物が多い小学生のため、スペースが広がるランドセルも登場しました。
(阿部記者)「新作のランドセルを背負ってみたいと思います。本当に軽くて背負っているのがわからないほどで、通学がかなり楽です」
札幌市内のスーパーでは、来年4月に入学予定の子どもたちに向けたランドセルの予約販売が早くも始まりました。
ランドセルを選ぶ「ラン活」のスタートは年々早まっています。
(阿部記者)「ことしの新作ランドセルです。特徴はなんといってもその容量です。背中をあけて小さい部分を手で押すと広がります」
イマドキの小学生はかつてより教科書そのものが大きく重たくなっていて、さらにタブレットなど持ち物も増えているため、ランドセルが重たくなる現状があります。
たとえばその重さは、なんと4.8キロ。
さらに両手に荷物をもつこともあるため、すべてをランドセルに詰めて学校に持っていけるように、大容量のものが人気だということです。
実際に新作のランドセルに教科書などを詰めてみると…
これだけの量が入りました。
そして色にもことしならではの特徴がー
(阿部記者)「青や黒など様々なカラーのランドセルがありますね。ここには24色ありますが、なかでもこちらのくすみカラーが人気なんです」
ことし女の子に人気なのはいわゆる「くすみカラー」で、おとなのファッション業界でも注目されている、淡い色ややわらかい印象のものが売れているということです。
さらにー
(イオン北海道 玉川将文さん)「メタリック系が人気。シルバーのような光沢のある商品も人気です」
男の子は従来の黒などのほかに、ロボットを思わせるシルバーや光沢のある商品が人気だということです。
1887年に伊藤博文総理大臣が、大正天皇の小学校入学を祝って献上したのが始まりとされるランドセル。
色も形も時代のニーズにあわせて変化を続けています。