【スキージャンプ 吉田杯】男子優勝は佐藤幸椰、女子は岩佐明香が連覇
【男子】佐藤幸椰2試合連続V「勝つことに意味がある」
断続的に雪が降り、視界が白く見えにくい時間帯もあった今大会。
そんな悪条件の中でも、佐藤幸椰選手は圧巻のジャンプを見せます。
1回目、96.5メートルを飛び1位に立つとー
2回目はこの日の最長不倒97.5メートルの大ジャンプ。
合計257.5点で優勝。
前日の名寄ピヤシリ大会に続く2連勝となりました。
(佐藤幸椰選手)「内容よりも、2日続けて勝つことができたことに私自身は意味があるととらえている。雪質が日本一の名寄ではここ数年、(主に天候の影響で)2日続けて満足に試合ができた記憶がない。そんな中でも今年は2試合やり通すことができた。大会を作り上げてくださった関係者の皆様には感謝していますし、素直に嬉しく思っている。きょうに関してはジャンプの質は落ちてしまったと感じているが、今は勝つことに意味を見出している。ワールドカップ(W杯)を目指す上では100メートル飛んで当然だと考えていますし、それができてこその新しいステップ。そこに関しては課題を残してしまったので、これから(反省点を)精査して年明けの大会に向けて良い準備をしていきたい」
【女子】岩佐明香が逆転V「2回目にうまく修正できた」
女子の岩佐明香選手は1回目、92メートルのジャンプで2位タイにつけるとー
2回目のジャンプもK点越えの95.5メートル。
合計233.5点となり、2位に3.5点を勝ち越しての逆転優勝で大会連覇を達成。
岩佐選手も前日に続く2連勝です。
(岩佐明香選手)「1回目失敗してしまって、この悪天候の中で2回目は(不安はあった中だったが)ちゃんと飛んで巻き返すことができて良かった。天気が悪くて難しい状況だった。(1回目は)アプローチのバランスが悪く力強い飛び出しにならなかった。滑りが悪いのは分かっていたので、それでもブレないアプローチ姿勢に修正して2回目を飛んだ。自分の力を出すことができてよかった。秋は負け続けていたので、その中で今回2連勝できたことはすごく自信にもつながる。自分の力を発揮できればダイナミックなジャンプができると思うので頑張りたい」