横田早紀江さん89歳の誕生日 娘・めぐみさんの生存「信じている」《新潟》
拉致被害者、横田めぐみさんの母・早紀江さんが2月4日、89歳の誕生日を迎えました。「生存を信じている」。娘との再会を願っていますが、残された時間は多くはありません。
1月、東京都内で開かれた横田めぐみさんの母・早紀江さんを囲む集会。
〈めぐみさんの母 横田早紀江さん〉
「拉致された人たちがどういうふうにしているのかがわからない。元気でいるという情報だけはどことなく色んなところから入っているので、誰かが見てる、会った人がいるのかわかりません。そのことだけを信じていようと思っています」
1977年11月、新潟市内で北朝鮮の工作員に拉致された横田めぐみさん。当時13歳。帰国を果たせないまま、去年10月、還暦を迎えました。
1月、拉致問題を担当する林官房長官と面会した早紀江さん。進展がないことへのもどかしさを口にしました。
〈めぐみさんの母 横田早紀江さん〉
「めぐみちゃんがどんなふうに生かされているかもわからないので、せめて姿だけでもみられるような…ちょっとでも進展している感じがみえない」
めぐみさんの拉致から47年。早紀江さんは4日、89歳の誕生日を迎えました。
〈めぐみさんの母 横田早紀江さん〉
「みんな帰れるのを待って、早く早くと思いながら待っているんだろうと思う。生存をみんな信じて、取り返したいと。その思いで毎日頑張っている」
再会はいつになるのか。家族の高齢化が進み、残された時間は多くはありません。