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特別国会召集 過半数割れ与党に議席を増やした野党 初登院の県関係議員も続々 《新潟》

2024年11月11日 18:58
特別国会召集 過半数割れ与党に議席を増やした野党 初登院の県関係議員も続々 《新潟》

10月の衆議院選挙を受けた特別国会が11月11日に召集され、当選した県関係の国会議員も初登院しました。選挙の結果、少数与党になった自民党。議席を増やした野党・立憲民主党。それぞれの議員が国政での活躍に決意を新たにしていました。

特別国会が召集された11月11日―

30年ぶりの決選投票の結果、石破首相は再び総理大臣に選出されました。新内閣の組閣に臨み、11日、第二次石破内閣を発足させる考えです。

これに先立ち11日朝、衆院選で当選した議員が初登院しました。

県関係の議員で国会に一番乗りだったのは立憲民主党の西村智奈美議員です。

「西村さーん」
「よかったよ、本当によかったよ。もう最後なんかハラハラしたけど」

当選した議員たちと喜びを分かち合いました。

立憲民主党は県内の小選挙区で全勝したため、計5人が当選しています。

3年ぶりの国政復帰となる黒岩宇洋議員。妻・美春さんとこの日を迎えました。

〈黒岩宇洋衆院議員〉
「今回は3年間、一緒に苦労したというか一緒に戦った妻と2人でこの場は立ち会おうと思って初めて2人でやってきた。少し肩も休んでたけども初っ端から全力投球しなきゃいけないので、ウォーミングアップこれからもしっかりします」

〈妻・美春さん〉
「ちょっと緊張しています。応援してくださった方々の気持ちと一緒にそれを持ってきましたんで」


一方、1人で登院したこの人は…

Q)きょう奥様は?
〈米山隆一衆院議員〉
「奥様は家にいますよ、そりゃあ。新潟に関してはいろんな要請とかが、自民党の議員がいなくなっていますから、野党の我々を介してということも増えてくると思うので、そういう意味でも地元の皆さんの要望にこたえられるように頑張っていきたい」


いわゆる“裏金問題”で比例重複を認められなかった自民党の前職を破った梅谷議員。

〈梅谷守衆院議員〉
「政治を変えてほしい、きれいな政治にしてほしいという思いが今回の結果にもつながっていると思うので、その声にもしっかりこたえられるように取り組みをせねばという気持ちです」


党の役員も務めている菊田真紀子議員は県関係で最も当選回数が多く、8期目のスタートとなります。

〈菊田真紀子衆院議員〉
「自民党の1強の長期的な政権が続いて膿がたまって、その一つの象徴として“政治とカネの問題”が出ました。まずは政治資金規正法の改正をはじめとする政治改革を私たちの党が先頭に立って断行していきたい」

その自民党。
“裏金の逆風”が吹き荒れ、県関係の衆議院議員は7人から2人に。

〈国定勇人衆院議員〉
「今まで7人でこなしてきたことを2人でやっていかなければいけなくなりますので、そこを含めて本当に身の引き締まる思いです」

〈斎藤洋明衆院議員〉
「いつにも増して緊張感があります。何と言っても選挙で自民党は厳しい国民の審判をいただいて大きく議席を減らしての再スタートなので、相当覚悟を持ってやらないといけないと思っています」

与党の過半数割れはさまざまな影響を及ぼしています。

国会の重要ポスト、衆議院の予算委員長を立憲民主党に割りふることで与野党は合意しました。

選挙の前までは常任委員長ポスト17のうち野党側には2つしか割りあてられていませんでしたが、与党の過半数割れを受けて野党側に7つ譲らざるを得なくなったのです。

そのうち、法務委員長に西村議員が、懲罰委員長に菊田議員が起用される見通しです。

〈西村智奈美衆院議員〉
「法務行政、非常に課題が多いと思います。選択的夫婦別姓制度については野田代表の方から思いがあるということで私もうかがっておりますのでそれらも含めて取り組んでいきたい」

衆院選で敗北し、過半数割れとなった与党。

存在感を高めようとする野党。

私たちの生活に直結するざまざまな課題に対し、それぞれどう対応していくのか注目です。

最終更新日:2024年11月11日 18:58