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8月1日で長岡空襲から79年 長岡市で犠牲者を偲ぶ会「2度と起こしてはいけない」《新潟》

2024年7月17日 20:12
8月1日で長岡空襲から79年 長岡市で犠牲者を偲ぶ会「2度と起こしてはいけない」《新潟》

8月1日で長岡空襲から79年です。長岡市では空襲の犠牲者を偲ぶ会が開かれ、遺族などが祈りを捧げました。

この会は空襲の悲惨な体験を風化させず、次世代につなごうと例年この時期に開かれています。

ことしは地元の中学生や空襲で犠牲になった人の遺族など約70人が参加しました。

1945年8月1日夜。アメリカ軍によって焼夷弾が投下され、長岡市は市街地の8割が焼け野原に。長岡空襲です。

1488人の尊い命が奪われました。

当時3歳だった曽山良治さん(82)です。

家族で十日町市に疎開していた曽山さん。

経営していた豆腐店が気になり、長岡市に戻った父親が空襲の犠牲となりました。

あの日、疎開先からみた故郷の空を忘れることができません。

〈曽山良治さん〉
「いまも焼き付いております。空が赤くなっていました。今も覚えております。(父は)逃げる際に貯金通帳を胸のポケットに入れておいて焼け死んだんですけど、手がちょうど(通帳の)名前にかぶさってたものですから身元が分かったのは通帳のおかげ。名前が書いてあったから。ということを聞いております」

〈参加した中学生〉
「どういう風景だったか、実際に(家族が)亡くなってどう感じたか、そういうものを実際に聞けたことが貴重だったと思っています」
「2度と起こしてはいけないこのつらいことを後世に伝えていきたい」

長岡空襲からまもなく79年。

空襲のあった8月1日には長岡市のアオーレ長岡で平和祈念式典も開かれます。