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フグの稚魚が混入している疑い スーパーで販売された“しらす干し” 「購入した人は食べないで」 《新潟》 

2024年10月23日 17:40
フグの稚魚が混入している疑い スーパーで販売された“しらす干し” 「購入した人は食べないで」 《新潟》 
混入していたフグの稚魚とみられるもの(提供新潟市)

スーパーで販売された「しらす干し」にフグの稚魚が混入した疑いがあるとして、新潟市保健所は該当する商品が手元にある場合は、食べずに連絡してほしいと呼び掛けています。

保健所によりますと10月23日、新潟市秋葉区のスーパー「チャレンジャー田家店」で「しらす干し」を購入した客から、異物が混入していたと店に申し出がありました。
申し出をうけた同店の担当者から「店舗で小分けして販売した『しらす干し』にフグの稚魚と疑われるものが混入していた」と保健所へ連絡がありました。
混入していたのは約14.6ミリのフグの稚魚とみられています。

「しらす干し」は10月21日から22日にかけてこの店で販売されたもので29パックが販売されていたことがわかりました。

保健所はフグの稚魚が混入していた場合、食べるとしびれなどの健康被害が発生するおそれがあるとして、この商品が手元にある場合は、食べずに以下へ連絡してほしいとしています。

【連絡先】
株式会社オーシャンシステム チャレンジャー事業部 0256-66-1212

保健所によると、スーパーマーケットなどでしらすなどの小魚を販売する際に、フグの稚魚が混入していた事例が各地で発生していて、フグの有毒部位を食べた場合、食後20分から3時間程度の短時間でしびれや、まひ症状があらわれ、重症の場合には呼吸困難で死亡することもあるといいます。
小魚の入荷やパック詰めの際には、フグの混入が発生しないようしっかりチェックを行い厳重に注意するよう呼び掛けています。

(画像提供:新潟市)