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【交通・乗り物NEWS】上所駅開業も…新潟県内では何が変わる? 2025年3月に鉄道各社ダイヤ改正 《新潟》

2024年12月21日 16:33
【交通・乗り物NEWS】上所駅開業も…新潟県内では何が変わる? 2025年3月に鉄道各社ダイヤ改正 《新潟》

JR東日本など新潟県内で鉄道を運行する各社は2025年3月15日にダイヤ改正を行うと13日に発表しました。新潟県内の鉄道では何が変わるのでしょうか。

上所駅が開業

新潟市やJR東日本は新潟市中央区で新設工事を進めている越後線の上所駅について、2025年3月15日に開業すると発表しました。


越後線の新潟~白山の間に新設

上所駅は新潟市中央区下所島1丁目、JR越後線の新潟と白山のほぼ中間に設置されます。

相対式ホーム2面2線で無人駅です。

運賃は関係機関と調整中ということです。

駅ができて所要時間は変わる?

現在、越後線の新潟と白山の間は所要時間が約4分となっています。

JR東日本新潟支社によりますと、途中の上所駅に停車することで、新潟と白山の間の所要時間は約6分になる見込みということです。

また、この区間を走る定期列車は全て上所に停車するということです。

「特急しらゆき」が“ダイヤ改正”

新潟~上越妙高・新井を運行し、北陸新幹線と乗り継ぐことで新潟と北陸エリアを結ぶ役割をもつ「特急しらゆき」。

JR東日本の発表によりますと、今回のダイヤ改正で本数は上下計8本と変わりませんが、7本について時刻が変わります。

上越→新潟は“朝便”がなくなり“夜便”を設定

下りでは、朝7時台に上越地域の各駅から新潟へ向かう便がなくなり、夜19時台に上越地域の各駅から新潟に向かう便が設定されます。

他の便も時刻が変わります。

新潟→上越は夜の便が早まる

上りでは新潟を19時台に出る「しらゆき8号」が3時間半早まり、夕方16時台発に変わるほか、他の便でも時刻の変更があります。

JR東日本新潟支社では、下りの朝の便と上りの夜の便の利用状況が他の便と比較して低く、新潟と北陸エリアとの利便性向上を図るために、より利便性の良くなる時刻に設定したと説明しています。

上越新幹線は?

上越新幹線は、定期列車の便数に変更はありませんが、列車によっては停車駅や時間などの変更が発生する場合があるということです。

このほかにも

JR東日本新潟支社によりますと、今回の改正で、羽越本線(新津~新発田)、越後線(新潟~吉田)、白新線(新潟~新発田)のワンマン列車では無人駅を含む各駅で全てのドアから乗降可能にするということです。現在、ワンマン列車の無人駅での乗降は一部を除き先頭車両のみということです。

このほかにも各地の乗換え駅で接続の改善が図られるということです。

大糸線のダイヤ改正

JR西日本も2025年3月15日にダイヤ改正を実施します。

大糸線(南小谷[長野県]~糸魚川)では、糸魚川で夕方の時間帯2本の発車時刻を変更し、北陸新幹線との乗り換えが可能になることで首都圏・関西圏からの利用が便利になるということです。

えちごトキめき鉄道では

上越地域を走る「えちごトキめき鉄道」も2025年3月15日にダイヤ改正を行います。

この記事の前半でお伝えした「特急しらゆき」の時刻変更に伴い、しらゆきが走らなくなる時間帯に以下の普通列車が設定されます。

下りでは、新井7時18分発の普通列車の直江津行き。上りでは、直江津21時47分発の普通列車の新井行きです。

このほか、妙高はねうまラインの一部列車で北陸新幹線との接続改善を図ります。

一方、日本海ひすいラインでは、現行より3時間半早まる新潟発の「特急しらゆき8号」と直江津で接続する普通列車(富山県・泊行き)を運転するということです。

北越急行ほくほく線では

魚沼地域と上越地域を結ぶ北越急行ほくほく線でも3月15日にダイヤ改正を行います。

上越新幹線や飯山線、えちごトキめき鉄道との接続の改善などを行います。


各社は、最終的な列車時刻は2025年2月25日発売予定のJR時刻表3月号などでお知らせするとしています。

最終更新日:2024年12月21日 16:34