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【地震から3週間】新潟県の被害状況 住宅被害は7200棟超える 上越市の国道8号通行止めは2月中旬までに解除となる見通し 《新潟》

2024年1月22日 15:40
【地震から3週間】新潟県の被害状況 住宅被害は7200棟超える 上越市の国道8号通行止めは2月中旬までに解除となる見通し 《新潟》

元日に発生した地震から3週間。
県が22日に発表した最新情報によりますと住宅被害は7289棟となっていることが分かりました。(22日午後3時現在) 

住宅の被害は、全壊54棟、半壊1093棟、一部破損6128棟、床下浸水14棟で合わせて7289棟です。

住宅被害がもっと多いのは新潟市で3773棟、上越市で1075棟、糸魚川市で533棟、柏崎市で378棟、燕市375棟、長岡市309棟など24市町村で被害が確認されています。

県内の市町村で開設されていた避難所は閉鎖されましたが、新潟市では22日時点でも、避難所が2か所開設されていて、21人が避難しています。

けがをした人は県内で重軽傷49人で前回発表から変更はありませんでした。

全壊住宅が50棟にのぼる新潟市では22日時点で公的な支援を受けるのに必要な、り災証明書の申請が9640件あり、そのうち西区が6708件、中央区で1139件、江南区694件などとなっていて、8区すべてから申請されている状況です。

地震の影響で通行止めが続いている上越市茶屋ケ原の国道8号は、復旧作業が行われていて、2月中旬までに通行止めが解除される見通しと発表されました。
解除されるまでは高速道路が代替路として無料で通行可能となっています。

<無料通行が可能な区間>
北陸道 能生IC~北陸道 上越IC
北陸道 能生IC~上信越道 上越高田IC
北陸道 名立谷浜IC~北陸道 上越IC
北陸道 名立谷浜IC~上信越道 上越高田IC


また住宅被害が多く確認された新潟市西区では災害ボランティアが活動を行っています。
22日から26日も1日50人程度のボランティアを募集していますが、24日は大雪が見込まれることから、ボランティア活動を中止するとしています。

県は県内で被災した人を支援するために、日本赤十字社新潟県支部や新潟県共同募金と連携して、義援金を募っています。
21日現在で、1億1600万円余りが寄せられているということです。