Jリーグの試合会場でAEDの講習会 “誰もが使える世の中に” 1人のサッカー選手の死をきっかけに啓発活動 《新潟》
7月6日、アルビレックス新潟の試合前にAEDの講習会が開かれました。誰もがAEDを使える世の中に。1人のサッカー選手の死をきっかけに始まった活動です。
6日、デンカビッグスワンスタジアムで開かれたAEDの講習会。
参加者の前に立ったのは松田真紀さんです。
〈松田真紀さん〉
「弟が倒れたとき、そこにいらした弟のチームメイト・ファン・サポーターの方々が弟の意識が途切れないようにずっと弟に呼びかけ続けてくれました」
松田さんの弟、サッカー・元日本代表の松田直樹さん。
13年前、練習中に倒れて急性心筋梗塞で亡くなりました。34歳でした。
誰もがAEDを使えるように…
真紀さんは各地のスタジアムなどでサポーターを前に訴えています。
〈松田真紀さん〉
「助からないから、女性だからとかそういうことではなくて、みなさんその場にいる方々で無理なくできることを完璧でなくていいのでしてほしいと願っています」
国内では年間約7万人、単純計算で1日に200人が心臓突然死で亡くなっているといいます。
参加者はいざというときに備えて胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージの方法やAEDの使い方を学びました。
〈参加者〉
「助けたいなと思ってもなかなか勇気が出ないのでこういうふうに練習しているといざというときにもしかしたら今までできなかった一歩ができるのではないかと感じました」
こうした活動は今後もJリーグの試合会場で行われるということです。