新潟県警が窃盗事件で20歳男性を誤認逮捕 「先入観による捜査が原因」 《新潟》
新潟県警はことし5月に発生した窃盗事件について、20歳の男性を誤って逮捕したと発表しました。
先入観による捜査などが原因だとしています。
新潟県警によりますと、ことし5月、新潟市西区のリサイクルショップで上下のジャージーが盗まれる窃盗事件が発生しました。
県警は防犯カメラの映像などから8月30日に長岡市に住む20歳の男性を逮捕しましたが、誤認逮捕の可能性があったためおよそ3時間後に釈放したということです。
そして12日、三条市の17歳の少年を窃盗事件の容疑者として逮捕しました。
誤認逮捕された男性は少年からジャージーを買い取っていて、盗品と知らずに別のリサイクルショップに売りに出していましたが、警察はこの情報から防犯カメラに映った人物を男性と誤認したということです。
新潟県警は男性と家族に謝罪しています。
県警刑事総務課の白井秀夫課長は、先入観による捜査と証拠資料を精査できていなかったことが原因であるとして、「職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。