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新潟市の斎場で遺骨の取り違え 同姓の遺族がいたことを確認せず収骨 遺族へ謝罪し収骨やり直し《新潟》

2025年3月7日 15:40
新潟市の斎場で遺骨の取り違え 同姓の遺族がいたことを確認せず収骨 遺族へ謝罪し収骨やり直し《新潟》

新潟市は7日、火葬を終えた遺骨を取り違える事案が発生したと発表しました。

遺骨の取り違えがあったのは新潟市西区の青山斎場です。

新潟市によりますと3月5日の午後0時30分頃、火葬を終えた遺骨の収骨のため、指定管理者の職員が収骨室へ遺族を案内する際、同じ姓の別遺族を案内し、収骨中に台車にセットされていた故人の名前が違うことを遺族から「名前が違っている」と指摘されたにも関わらず、十分な確認をしないまま、最後まで骨つぼに入れ収骨したということです。

収骨が終了したあとに、予約表を確認したところ、同姓の遺族がいることが判明し、遺骨の取り違えに気付いたということです。また遺族に対し火葬許可証の返却時に記載事項の確認を怠っていました。

誤りが判明した後、遺骨を骨つぼから、もとに戻すなどして収骨をやり直してもらったといいます。

市と指定管理者は取り違えのあった両遺族に対して謝罪しています。また市は指定管理者に対し、日々の火葬スケジュールの把握、マニュアルに定められた確認方法の徹底を強く要請したということです。

この事態をうけ、新潟市の中原市長は「ご遺骨の取り違えという重大な事案を起こしてしまい、ご遺族様をはじめ市民の皆様に深くお詫び申し上げます。ご遺族様にとって故人との最後のお別れである収骨に際して、ご遺骨の取り違えということはあってはならないことであり、ご遺族様の心に深い傷を負わせてしまいました。また、市民の皆様の信頼を大きく損なうこととなりました。このたびのことを大変重く受け止め、今後このようなことが決して起こらないよう深く反省し、指定管理者とともに、防止措置を徹底し、斎場の管理運営に真摯に取り組んでまいります」とコメントしています。

最終更新日:2025年3月7日 16:04