新潟一筋18年 “ミスターアルビレックス” 稲葉大樹選手が引退 「すべての方に感謝」 今後は若手の育成などに注力 《新潟》
独立リーグ時代から新潟一筋で18年プレーし“ミスターアルビレックス”の愛称でファンに親しまれた稲葉大樹選手が引退を発表しました。
11月5日、引退会見を開いた稲葉大樹選手(40)。口にしたのは感謝の言葉でした。
〈稲葉大樹選手〉
「ここまで18年間、育ててくれたすべての方に感謝したい。感謝の思いも込めて、今後は球団はじめ、地域の子どもたちにしっかり恩返ししたい」
稲葉選手は独立リーグ、BCリーグが誕生した年、シーズンの途中に入団。リーグではベストナインを5回、首位打者も獲得しました。しかし、これまでドラフト指名はなく40歳を迎えたことし、引退を決意しました。
4日、イベントに集まったファンを前に引退を報告し声援に感謝を伝えました。
〈稲葉大樹選手〉
「苦しいことの方が多かったように思うが、皆さんの心温まる拍手と歓声に支えられ、どんな時も前を向いてプレーすることができた。本当にありがとうございました」
「本当に18年間、応援ありがとうございました」
〈ファンは〉
「“新潟アルビBCといえば稲葉大樹”という新潟の顔であり、最高の選手です。“おつかれさま”“ありがとう”と(伝えたい)」
「若手の手本になる選手なのでちょっと寂しい」
「“レジェンド”ですね。なくてはならない。稲葉選手がバッターボックスに入っただけで応援団の雰囲気が違うので、本当に特別な選手」
新潟一筋。多くのファンに愛された“ミスターアルビレックス”がバットを置きます。
〈稲葉大樹選手〉
「40歳まで在籍させてプレーさせてくれユニフォーム着させていただき、たくさんのサポーターから拍手と声援をいただいたことが感謝感謝で…感謝です」
稲葉選手は今後もチームに残る予定で、若手の育成などで活躍が期待されます。