【妻子殺害】不倫関係の女性が出廷 「遺族の方に申し訳ない」 検察が殺害の動機と指摘 《新潟》
妻と娘を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判です。検察が殺害の動機となったと指摘する、被告と不倫関係だった女性が出廷し「遺族の方に申し訳ない」と謝罪しました。
新潟市南区の元看護師・渡辺健被告は2021年、妻と当時1歳だった娘の首をロープで絞め、殺害した罪などに問われています。
検察側は殺害した動機について「不倫相手との関係を続けるにあたり、障害となる妻と娘を排除するためだった」と指摘しています。
5日は渡辺被告と同じ病院で勤務し、不倫関係だった女性が証人として出廷しました。その中で、不倫関係が妻に伝わり、女性が慰謝料を支払った上で「今後、被告とプライベートで会わない」などと約束したものの、その後も不倫関係が続いていたことが明らかになりました。
女性は「やめた方がいいと思ったが気持ちが続いていた」と証言し「時間が経って冷静に考えられるようになり、今は遺族の方に申し訳ない」と述べました。
渡辺被告は妻を殺害しようと勤務先の病院から塩化カリウムを盗んだなどの罪でも起訴されていて、判決は11月22日に言い渡されます。