九州北部地方の梅雨入り予想は「6月中旬」 気になる線状降水帯は発生予測情報が都道府県単位に 大分
沖縄・奄美地方の梅雨入りが発表され、大分県内でもまもなく大雨への注意が必要な時季を迎えます。
気になる梅雨入りの見通しや、28日からよりエリアを絞って発表されることになる「線状降水帯」の発生予測情報についてお伝えします。
2023年の梅雨、県内は記録的な大雨に襲われ、各地で土砂崩れや川の氾濫などが起き、大きな被害が出ました。
そして、2024年もまもなく梅雨の時季。大分市では21日大雨への備えを確認しようと、防災パトロールが行われ、関係者が大分川の堤防の改修工事の進捗などを確認していました。
◆市防災局防災危機管理課阿部一也課長
「自分の住んでいる場所の危険度をハザードマップなどで知ってもらって、大雨や台風が来る前に十分に備えをしてもらえれば」
また、21日は佐藤知事も災害への備えを呼びかけました。
◆佐藤知事
「B、H、K、備蓄、避難、声かけをこの出水期を前に確認してもらって取り組んでもらえれば」
さて、気になる県内の梅雨入りですが
民間の気象会社・ウェザーニューズが、15日に発表した、見通しによりますと、県内を含む九州北部地方の梅雨入り予想は6月中旬です。
平年は6月4日頃ですので、やや遅めの梅雨入りとなりそうです。
一方、梅雨明けの予想は平年並みの7月中旬のため、少し短めの梅雨となりそうです。
そんな梅雨の時期に警戒しなければならないのが豪雨災害です。
豪雨災害の要因の1つが積乱雲が帯状に連なることで同じ場所に長時間、激しい雨を降らせる「線状降水帯」です。
この「線状降水帯」の発生予測情報について28日から、都道府県単位で発表されることになりました。
これまでは「九州北部地方」など地方単位でしたが、28日からは「大分県」など対象エリアを絞って発表されます。
いつ発生するか予測が困難な地震と違い、豪雨災害は、事前の情報収集で対策が可能な場合があります
自分の身を守るためにも、新しくなる「線状降水帯」の発生予測情報に注意してください。