【台風10号】 午前7時現在 大分県に最接近 30日昼過ぎに県内通過か
台風10号は30日午前7時現在、大分県内に最も接近していて、30日の昼すぎにかけて県内を通過する見込みです。
台風10号は午前7時の推定で由布市付近をゆっくりとした速さで北東に進んでいるものとみられます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートルで、暴風域はなくなりました。
大分地方気象台によりますと、降り始めから30日午前5時までの雨の量は由布市湯布院で617ミリ、佐伯市で609ミリなど県内複数の観測地点で8月の1か月間の平年値を上回っています。
こうした中30日、由布市湯布院町では道路に流れ込んだ土砂を重機などで撤去する様子が見られました。30日の日中にかけて、線状降水帯が発生し、土砂災害の危険度が急激に高まる可能性があります。引き続き、厳重に警戒してください。
また、現在、国東市、豊後高田市の全域、由布市と宇佐市の一部地域の合わせて4つの市に警戒レベル5の「緊急安全確保」が出されているほか、大分市や中津市など14の市と町には避難指示が出されています。
県によりますと、29日の午後7時30分時点で、県内では約3000世帯4800人が避難をしたということです。