小中学生時代を長野市で過ごした野口宜裕選手のキックオフで始まった7人制ラグビー日本代表の初戦。26日のパリオリンピックの開会式に先駆け、日本代表は3年前の東京大会銀メダルのニュージーランドと対戦しました。

「ニュージーランド速い、ニュージーランド速い」

試合開始早々、ニュージーランドにトライを奪われます。一方の日本も、仕掛けます。

「裏に蹴っていった裏が誰もいない！スピード勝負だ。日本チャンス！取りましたー！トライー！！！」

コンバージョンキックも決まり7対7の同点に！野口選手も持ち味の俊足を生かし、懸命にボールを前に運ぼうと粘ります。しかし、立ちはだかるニュージーランドの壁。6トライを奪われ、12対40で敗れました。

その3時間後に行われたアイルランド戦も5対40で大敗し日本は2連敗。2大会ぶりのベスト8進出は厳しい状況となりました。

現地のパリには野口選手の家族や友人が応援に駆け付け、声援を送ったそうです。

野口選手と小中学生時代を共に過ごした同級生の五明夏子さんは「オリンピックは人も多くスタジアムの一体感、熱量が全然違う感じがした」と話していました。

7人制ラグビーは、12か国が出場していて3つのグループに分かれ、予選リーグを戦います。グループAの日本は2連敗で現在最下位です。上位8チームが進む決勝トーナメントに向けて後がない日本は日本時間の午後11時から南アフリカと対戦します。