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今年3月で閉校138年の歴史に幕 最後の始業式「ずっと友達といたいから最後の日まで毎日を大切に…」 長野市清野小学校 児童数400人→22人

2025年1月8日 18:30
今年3月で閉校138年の歴史に幕 最後の始業式「ずっと友達といたいから最後の日まで毎日を大切に…」 長野市清野小学校 児童数400人→22人

雪で白く染まった通学路。

8日、3学期が始まる長野市内の小学校では、たくさんの荷物を抱えた児童たちが元気に登校してきました。

およそ2週間ぶりの教室。クラスメートとの再会を喜んだりする姿や宿題について報告したりする姿も。

Q.冬休みはどうだった?
3年生
「楽しかったです。東京へ行ったり、いとこと遊んだりしました」

何の変哲もない3学期の初日。でも実はこの学校の児童たち、他の学校とは少し違う思いを抱えています。

長野市の南部、松代町清野地区で明治時代から続く清野小学校。過去には400人が通っていた時期もありましたが、いまは22人。

児童数の減少により今年3月で閉校し、138年の歴史に幕を閉じます。

年が明け、いよいよ3学期。始業式は、清野小にとってこれが最後です。式では、最後の3学期に向けて児童が一言ずつ目標を発表しました。

5年生
「復習などをたくさんしてテストで100点を取れるように頑張りたいです」

1年生
「忘れ物をしないように、準備をしたらちゃんとチェックをしたいです」

最後に向けて意欲が高まる一方、6年生の児童が、冬休みの課題の切り絵に描いたある言葉。「約束」です。

6年生
「みんなずっと友達でいたいから。これからの毎日を、清野小学校最後の毎日を大切にしたいと思いました」

慣れ親しんだ学び舎。友達。3月には、子どもたちなりのお別れをしなくてはなりません。

小林和子校長
「清野小学校の最後の思い出をつくってもらうとともに、清野小の最後をちゃんと見てねと頼まれた私たちなので、そういう気持ちをもって、/あと子どもたち同士で最後仲良く思い出をつくってもらえればいいなと思っています」

最終更新日:2025年1月8日 20:15