サッカーJ3松本山雅FCとAC長野パルセイロは、この週末ともに新体制発表会を開き、選手たちが新たなシーズンの決意を語りました。

11日、松本市の神社で必勝を祈願した松本山雅FC。昨季、昇格プレーオフでJ2復帰がかなわなかった悔しさを晴らすため、監督と選手がスタッフと共に今季の昇格を願いました。

その後、開かれた新体制発表会。集まったサポーターはその数約1800人。超満員の会場で今季のスローガンが発表されました。

「One Soul 熱晴」

創設60年を迎えるクラブの歴史と昨季の悔しさを晴らすという思いが込められました。

今季、新たに11人の選手を加え、33選手で臨む松本山雅。選手たちが口にするのは昇格への思いです。

菊井悠介選手
「富山で流したあの涙や悔しい思いやいろんな感情を、まだ体のどこかに特にピッチに立っていた選手はあると思います。その悔しさを1日も忘れることなくチーム全員で昇格という目標に向けて頑張りたいなと思います」

早川知伸新監督
「われわれの目標、J2昇格それだけです。自分たちがしっかり考え、自分たちで行動し、そして勝利をつかむまで全力で走り続けることをお約束します」

松本山雅は1月22日から和歌山で1次キャンプを行い、2月の開幕戦に備えます。

12日、サポーターたちが続々と入場したのは、AC長野パルセイロの新体制発表会。約900人のサポーターが会場に駆け付けました。

サポーター
「今年こそっていう思いなんですよ、毎年。優勝、昇格それしかないです」
「ちょっとわくわくしていますね。どういう体制で運営していくのかなとか」

昨季、クラブ史上最低の18位でシーズンを終えたパルセイロ。スローガンは今年も「PRIDE OF 長野」。去年失いかけた長野の誇りをもう一度輝かせようと決めました。

藤本新監督の下、8人の新加入選手を含む30人の選手で今季に臨むパルセイロ。選手たちは今年こそはと意気込みを口にします。

三田尚希選手
「昨年の悔しさ経験を必ず生かし、 ここにいる選手スタッフ全員で目標に向かって戦いたいと思います。そこにはファン・サポータ―の皆さんの力が必ず必要です。僕たちと一緒に戦ってください」

藤本主税監督
「今季、皆さんをはらはらドキドキさせて楽しいシーズンにすることを約束します。エキサイティングでエネルギッシュで喜怒哀楽にあふれたサッカーをお見せして皆さんを最後まで楽しませたいなと思います。どうか1年間熱い声援をどうぞよろしくお願いいたします」

チームは14日から静岡で1次キャンプに入ります。