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事件当時の行動「記憶になく想像」 息子への手紙「父ちゃんは犯人じゃないから…」元県議の妻殺害事件の裁判 被告人質問

2024年11月19日 20:46
事件当時の行動「記憶になく想像」 息子への手紙「父ちゃんは犯人じゃないから…」元県議の妻殺害事件の裁判 被告人質問

3年前に塩尻市で妻を殺害した罪に問われ、無罪を主張している元県議会議員の裁判員裁判。

19日から始まった被告人質問で、被告の男は事件当時の自身の行動について「記憶になく想像」と答えました。

「父ちゃんは犯人じゃないから」「強い子だから頑張れ」

19日の被告人質問でこう語ったのは殺人の罪に問われている元県議会議員の丸山大輔被告・50歳です。

逮捕後、弁護士を通じて2人の息子に宛てて書いた手紙の内容を語りました。丸山被告は2021年の9月、塩尻市の自宅兼事務所で妻の希美さん・当時47歳を首を絞めて殺害したとされています。

法廷では、およそ3時間にわたって弁護側からの質問に答えました。

弁護士
「事件前、妻・希美さんとの関係はどうでしたか?」

丸山被告
「性的な魅力は感じなくなったが頼りになる存在で感謝していた」

丸山被告が県議となった2015年から酒造会社の運営を担ってきた妻への感謝の言葉を述べました。

一方、検察が動機につながると主張する不倫関係にあった女性については…。

丸山被告
「一緒にいて楽しかった。関係を続けたかったが結婚までは考えていなかった」

淡々と質問に答える丸山被告。

途中、「語尾が聞き取れない」と裁判長から注意を受ける場面もありました。

そして、午後4時ごろから始まった検察からの質問では。

事件前日に議員会館の自分の部屋で一般質問の原稿を準備していた点について「正しい記憶か」と追及されると「想像です」と答えました。

また、事件当日の朝の行動についても「記憶になく想像」としました。

事件前後の記憶がはっきりとしない中、20日も引き続き検察側の被告人質問が続きます。

最終更新日:2024年11月19日 20:47