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「自分で助けようって飛び込む、性格そのまんま」ダム車転落事故 救助に向かった学校の事務長の捜索続く 現場には応急のバリケード

2024年7月18日 20:50
「自分で助けようって飛び込む、性格そのまんま」ダム車転落事故 救助に向かった学校の事務長の捜索続く 現場には応急のバリケード

17日、木曽郡・木曽町の黒川ダムのダム湖に軽乗用車が転落し、運転していた専門学校生の27歳の女性が死亡した事故で救助のためにダムに入り行方不明となっている学校の男性職員の捜索が18日も続きました。

17日、軽乗用車が転落した木曽町の黒川ダム。ダム湖や木曽川の下流では18日、警察や消防がおよそ100人態勢で水中ドローンを使うなどして捜索を続けました。

17日午前9時前、木曽町にある黒川ダムのダム湖に軽乗用車が転落し、運転していた近くの信州木曽看護専門学校に通う27歳の女子学生が、死亡しました。

この事故で救助のため駆け付けてダムに入った学校の事務長赤羽一訓さん・64歳が行方不明となっています。

赤羽さんの知人は
「みんなに慕われてね。力になってもらえる人でしたよ。落ちたって自分で助けようって飛び込む、性格そのまんまですね。早く見つかってほしいです」

女子学生の通学途中で起きた痛ましい事故…。

現場は学校に向かう途中の右カーブの道路でした。

飯島榛菜記者
「女性はこちらから車を走行し、 この急カーブ、橋の手前からダムに転落したとみられています。事故を受けてこちらにはバリケードが設置されています。しかし当時は、このなぎ倒されている鉄の柵があったとみられます」

町は事故を受けて応急のバリケードを設置しました。

過去の画像を見ると、これまでは橋の手前に細い柵があるだけでした。

近所の人は
「カーブだから飛ばすところじゃない。今になってみればちゃんとしたガードレールがあれば損傷だけで済んだんじゃないかなと思う」

捜索は18日午後5時すぎまで続きましたが発見には至らず警察などは19日も捜索を続ける方針です。

専門学校は「職員が一刻も早く救助されることを願っています」とコメントしています。