ことし上半期に倒産した県内企業は33件と東日本大震災が発生した2011年以降、最も多くなりました。

　東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業はことし上半期で33件でした。去年の同じ期間より10件多く、上半期としては東日本大震災が発生した2011年以降、最も多い件数です。負債総額は69億5900万円で、去年の上半期より31億円あまり増えました。

　東京商工リサーチ盛岡支店は「コロナ禍で無利子・無担保で受けた融資の返済が本格化し、コロナ関連の経営破綻が勢いを強めている。倒産はさらに増える可能性が高い」と危機感を示しています。