【選挙中盤の情勢は?】衆議院選挙・参議院岩手選挙区補欠選挙 TVI世論調査
27日に投開票が行われる衆議院選挙と参議院岩手選挙区の補欠選挙です。テレビ岩手は、20日までの3日間、県内の有権者を対象に電話による世論調査を行いました。選挙戦中盤の情勢とあわせてお伝えします。
調査は県内の有権者を無作為に選び、電話による聞き取りの形で行い、およそ1000人から回答を得ました。
まず、今回の衆議院選挙と参議院岩手選挙区補欠選挙に「投票に行くか」たずねたところ、91.6%が「必ず行く」、「なるべく行く」、「期日前投票を済ませた」と答えました。
支持する政党は、自民党が29.4%と最も高く、立憲民主党が22.3%で続き、次いで共産党、公明党の順となりました。
投票する候補者や政党を決める判断基準で最も多かったのは「年金など社会保障」で、「景気・雇用対策」、「少子化対策」と続き、「政治とカネ」を上回りました。
続いて、衆議院選挙小選挙区の選挙戦中盤の情勢です。
はじめに盛岡市・矢巾町・紫波町の岩手1区です。
立憲民主党の前職・階猛候補が立憲民主党支持層の8割近くを固め、無党派層でも支持を広げて先行しています。
自民党の新人・米内紘正候補は、自民党支持層の5割、公明党支持層の6割以上を固めていますが、無党派層への浸透が課題です。
共産党の新人・吉田恭子候補は、共産党支持層の9割を固めています。
次に、沿岸全体と県北の岩手2区です。
自民党の前職・鈴木俊一候補は、自民党と公明党の支持層の9割を固め、無党派層でも支持を広げています。
立憲民主党の新人・中村起子候補は、立憲民主党支持層の7割、共産党支持層の8割を固めていますが、無党派層への浸透が課題です。
続いて、内陸南部の岩手3区です。
立憲民主党の前職・小沢一郎候補は立憲民主党支持層の8割、共産党支持層の7割を固め、無党派層の支持も集めています。
自民党の前職・藤原崇候補は、自民党支持層の8割、公明党支持層の7割を固め、さらなる集票に懸命です。
また、参議院岩手選挙区補欠選挙は、立憲民主党の元職・木戸口英司候補が立憲民主党支持層を中心に広く浸透していて、田中亜弓候補、吉田利也候補、小田々豊候補、松島弘典候補は支持拡大を目指しています。
ただし、衆議院選挙では13%から18%の人、参議院補欠選挙では30%の人がまだ投票先を決めておらず、今後の動向によっては情勢が大きく変化する可能性があります。