盛岡南高校体育科 最後の実技発表会 来年4月不来方高校と統合で南昌みらい高校に
来年2025年春、岩手県矢巾町の不来方高校と統合される盛岡南高校で23日、体育科の実技発表会が開かれました。生徒たちは伝統の「集団行動」など、通い慣れた学び舎で最後となる勇姿を披露しました。
41年前の1983年、東北で初めて体育科を設けて開校した盛岡南高校では、毎年秋に体育科の実技発表会を開いていて、2024年のことしは、指導者などを目指す98人が実技を披露しました。
最初は、開校当初から続く「体育科体操」。体育の基礎が詰まっているという動きを、男子生徒全員で披露しました。
江口キャスター
「発表会のハイライトは、集団行動です。1年生から3年生まで一糸乱れぬ動きで魅せます」
初めて女子生徒の集団行動もお披露目。続いて男子です。
(集団行動の様子)
来年4月に統合される不来方高校の1、2年生も見入っていました。
不来方高校2年 田村優奈さん
「迫力がすごかったです。合併してどんな行事をするのかとかがとても楽しみです」
地域への感謝の気持ちを込めて、生徒たちが地元の保存会から手ほどきを受けた「三本柳さんさ踊り」を舞い、通い慣れた学び舎での最後の発表会は幕を下ろしました。
盛岡南高校2年 佐川 楼磨さん
「盛岡南高校で学んできたことを不来方高校と合併しても伝統を引き継ぎたいという思いで最後までやりきりました」
盛岡南高校は、来年度から、現在の不来方高校の校舎に移り「南昌みらい高校」となりますが、体育科1、2年生のカリキュラムは続くということです。