入山規制が続く岩手山について23日、防災の専門家らが集まって今後の対応を話し合いました。

　こちらは、岩手山の西側にある大地獄谷の21日の映像です。蒸気が上がっているのが分かります。

　会議に参加した委員によりますと、この近くの黒倉山周辺では多い時で1日に20回の小さな地震が起きているほか、大地獄谷は9月よりもわずかながら膨張しているということです。

　専門家は「住民の生活に大きく影響はしないだろうが、準備はしてほしい」「一番最近、105年前の水蒸気噴火では細かいデータを取っていなかったので、どうなったら水蒸気噴火が起きるのか、いまの科学技術ではわからない」などと話していました。