現役引退の競歩オリンピアン髙橋英輝さん 小学校で第二の人生歩み始める 岩手
6月21日に競歩の現役引退を発表した岩手県花巻市出身の髙橋英輝さんが、引退発表当日から、県内の小学校で第二の人生を歩み始めています。オリンピアンの先生が小さな学校に早くも旋風を巻き起こしています。
吉岡アナ
「先生として新たなスタートを切った九戸村立長興寺小学校です。世界で戦ってきたオリンピアンはどんな一歩を踏み出しているのでしょうか」
全校児童およそ30人の長興寺小学校。リオ、東京と2度のオリンピックを経験している髙橋英輝さんは、岩手大学の教育学部出身です。
引退後、教育者として歩む学校を探していたところ長興寺小学校と縁があり、引退発表当日に赴任しました。
髙橋さん
「自分が幸せになれるキャリアは何だろうと考えたときに、学校で頑張ってみたいという思いが強くてここに立っています」
赴任初日には、オリンピアンの凄さを子どもたちに披露しました。
(髙橋さん 本気で歩く〉
橋場美和 副校長
「スーパースターが学校に赴任してくれた。英輝先生すごくまじめな先生ですのでたっぷり子どもたちに愛情を注いでくれるのでそれが純粋にうれしい」
25日で赴任3日目。慣れるのに精いっぱいですが、常勤講師として英語の学習を一生懸命サポートします。
髙橋さん「モンキー・・・・」
子どもたちも心を開いているようです。給食の準備ではオリンピアンがエプロン姿に。
髙橋先生「エプロンは本当に十何年ぶりの生活です!」
児童たちは…
6年生
「すごく優しい先生ですね。普通に走るのも上手だと思う。陸上の時にちゃんとした走り方 を教えてもらってもっと足が速 くなりたい」
髙橋先生
「まだまだ本当にできることがなくて僕ができることはないが、勉強もそうですしスポーツや芸術など自分の人生が楽しくなるようなものを発見する力になれたらうれしいと思う」
髙橋先生は、2学期から2年生の担任を務める予定です。