×

【大船渡山林火災】り災証明書の発行始まる 達増知事は現地視察 岩手県

2025年3月14日 19:43
【大船渡山林火災】り災証明書の発行始まる 達増知事は現地視察 岩手県

住宅の再建に向けた一歩です。岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災で14日、住宅などに受けた被害を証明して支援を受けるために必要な「り災証明書」の発行が始まりました。

「り災証明書」は、住んでいた住宅などの被害の程度を自治体が調査して発行するもので、住宅再建の支援金などを受け取る際に必要となる証明書です。

大船渡市では、14日から大船渡市役所と三陸町綾里にある綾里出張所で「り災証明書」の発行が始まりました。

81歳男性
「倉庫が焼けた。海の仕事をやっているから漁具が入っていたが焼けてしまった。(Q、早く支援を受けたい?)そうですそうですそれが一番必要。お願いしたい」

「り災証明書」の発行には、本人確認のできる身分証明書が必要です。

達増知事が14日、大船渡市の山林火災で特に被害を受けた地域を訪れ、状況を視察しました。

14日午前、大船渡市の山林火災で避難指示が解除されてから初めて被害があった現場を訪れた達増知事。特に住宅被害が大きかった綾里地区や、避難所の状況、仮設住宅の建設が見込まれる旧綾里中学校のグラウンドなどを視察しました。

また、定置網などを保管していた倉庫が焼けた綾里漁港では、県の職員から、漁協の被害額が少なくともおよそ4億5000万円に上ることなど被害状況の説明を受けました。

達増知事
「東日本大震災で被災したところがまた、林野火災で被災する二重被災の実態や今回の災害特有の被害実態があるので、その実態に寄り添うような工夫をしたいきたい」

県は、必要な支援を積極的に行っていくとしています。

最終更新日:2025年3月14日 19:43