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【史上最高値380万円】馬産地・遠野市で「国内有数」乗用馬の競り 岩手

2024年10月22日 0:00
【史上最高値380万円】馬産地・遠野市で「国内有数」乗用馬の競り 岩手

 馬の産地・岩手県遠野市で、国内有数の「乗馬用の馬の競り」が開かれました。全国の個人や団体が参加した22日の競りでは、過去最も高い380万円の値が付いた馬もいました。

鑑定人「155万円!175万円!」

 ことしで51回目となる乗用馬の競りは、毎年この時期に開かれています。ことしは遠野市や兵庫県で育てられた21頭が競りにかけられました。

 馬を買いに集まったのは、遠くは岐阜や静岡などから来た26の個人や乗馬クラブです。一頭ずつ馬が連れて来られると、値段を言い合い、その場で一番高い値を付けた人が競り落とします。遠野市によりますと、近年は、円安と物価高で外国産の馬の値段が高くなる一方で、国産馬の人気が上がっているということです。

 22日は21頭のうち14頭が競り落とされ、そのうち、これまでで最も高い値をつけたのが遠野市の菊池政光さんが所有する「クラシックタッチ」の380万円でした。この馬の両親が「障がい競技」で実績があり、希少な血統の馬だということです。

競り落とした神奈川県横浜市の会社員 坂岡弘さん
「生産者さんの方々も馬のこと好きというか、非常に大事にされてるなというのはよくわかります。まだ(いまは馬が)若いんですけども、数年後、障がいの競技にあの馬で出られたらいいなと思っています」

馬主・菊池政光さん
「本当に愛情込めて育てた馬なので、しっかりとした価値を見出してもらえてありがたいです」

 熱気にあふれた競りは、盛況のうちに幕を下ろしました。