冬の定点観測②えさし藤原の郷 国内外から歴史公園に集う人々
冬の岩手の様々なスポットに集う人々をシリーズで紹介しています。2回目は、ドラマのロケ地としても使われている奥州市の「歴史公園えさし藤原の郷」です。
奥州市の歴史公園えさし藤原の郷で定点観測。雪が美しさをより際立たせるこの時期…
佐藤室長
「今は冬なので、比較的オンシーズンよりはお客様の数は少なめではありますけれども、ご家族連れとか、インバウンドの海外のお客さんが多いです。特に台湾、香港の方が雪を見に、こちらの藤原の郷にお越しいただく光景が毎日のようにあります」
四季折々に表情を変える景色は、優雅な平安時代そのもの。今年は雪の少ない藤原の郷ですが、祝日のこの日は、どのような人が来るのでしょうか?
開園から少し時間が経つと、観光客が次々に来園。
観光客(カップル)
「初めてきたんですか?」「僕は初めて来ました」「岩手に来るのも初めて?」「はい、初めてです」「感想はいかがですか?」「本当に広くて、見て回るところがたくさんあるので1日あってもありないんじゃないかなと。50分で回らないと帰りの新幹線があるので」「この後のご予定は?」「この後は冷麺を食べて帰ろうかなと。じゃあ時間のないところで、ありがとうございました」
風景を熱心に写真におさめていたこちらの女性は青森県から。
「観光ではあるんですけど、本当はバスケ観戦で山形に行っていて、その帰りにちょっと奥州市の方に寄った感じですね。胸元に富山グラウジーズと・・・青森ワッツではない?もちろん青森ワッツも応援はしているんですけど好きな選手がいたので」
撮った写真を見せてもらいました。
観光客(女性)
「本来であればこれは風景を撮るカメラではない?」「まぁそうですね」「撮っててこだわった部分とかは?」「木とか後ろの自然とかお堀とかと建物が映るように」「わかりました。ありがとうございます」
この時間になると、地元の方もちらほらと。こちらの親子は年間パスポートを利用してよく来るようです。
「年間パスポートっていくらぐらい?」「1000円ちょっとなんですよ。だから2回ぐらい来れば元が取れる」
子供の散歩にもピッタリなんですね。安倍さんに見せてもらったのは、あのスーパースターの写真。
「この写真は何ですか?」「水沢リトルリーグ時代の写真」「映っているのは?」「大谷翔平君全然違いますね。身体も大きかったですし足も速いし投げれるし打てるし本当に全部がそろっていて、誰よりも練習するし声出すしすごいですね」
現在は、テレビ越しに大谷選手にエールを送っているそうです。
また、こちらの親子も年間パスポートを使ってよく利用するようですが、この日は目的があるようでした。
地元の親子
「年間何回ぐらい来るんですか?」「年間パスポート持ってるんで20回ぐらいですかね」「なにか目的があって歩いていたんですか?」「目的はですね妖怪探しですね、アプリのイベントがあるので」
現在えさし藤原の郷では、スマートフォンを使った妖怪探しスタンプラリーを開催中で、すべて見つけると様々な特典がもらえます。
地元の親子
「どれぐらいの妖怪を見つけましたか?」「まだ3体ですね」「あと何体見つけるんですか?」「あと15体ですね」「すんごい多いんですね」「全部見つけるまで帰らないんですか?」「いや、年間パスポートがあるのでまた日にち分けてきます」
また来ると言っていた大ケ生さんでしたが、その後、2時間かけてすべての妖怪を見つけ、無事賞品をゲットしたようでした。
こちらは大阪と埼玉からスキーを楽しみに岩手に来て、帰る途中に立ち寄ったというお二人。
観光客(男性2人)
「感想はいかがですか?」「思ったより広くてびっくりしました」「結構全国回られるんですか?」「スキーは。長野や立山辺りから北海道までその中で岩手のスキー場はランク的には?」「北海道の次にはいいです」「雪質は北海道の次にいいところを選べと言われたら岩手です。スキーも天気よく温泉にもつかれて最後に観光もできてよかった」
岩手を大満喫のお二人でした。
台湾からの団体客が到着。一番人気は平安衣装を着ての記念撮影です。
台湾観光客
「ここの景色は本当に美しく、空気もとても新鮮だと思います。そしてここに来て、仕事のストレスを本当に全部解消できました」
今年、開園33周年を迎える「歴史公園えさし藤原の郷」。国内外の観光客はもちろん、地元住民にも愛され続けています。歴史を感じるとともに何度来ても楽しめる魅力がここにはあります。