【岩手の期待の星】目指すはプロゴルファー 中野舞子選手(盛岡中央高校) 世界見据える
特集はプロゴルファーを目指す中野舞子選手です。
プロで活躍する高校の先輩、米澤蓮選手に刺激を受けながら目標に向かって突き進む彼女を吉岡キャスターが取材しました。
ゴルフに情熱を燃やす岩手の期待の星、盛岡中央高校3年、中野舞子選手。
見据えるのは…
中野選手
「世界で活躍したいですね」
8月29日。学校行事のあとに普段から通っている盛岡市内の練習場を訪れました。
中野選手
「こんにちは。よろしくお願いします」
練習前に力をつけてもらおうと、好物と聞いていた盛岡のしょうゆ団子を差し入れました。
(中野さん団子食べる)
まだ、あどけない笑顔を見せる高校生ですが、心は根っからのアスリートです。
中野さん
「ゴルフは個人競技じゃないですか、良かったところも悪かったところも全部自分のせいというか、自分のゾーンに入って自分一人でできるのが合っていると思います」
中野選手は、小学1年生のとき、父親の趣味がきっかけでゴルフに興味を持ち、小学2年生でジュニア用のクラブを買い、本格的に練習を始めました。
めきめきと力をつけ中学3年生のときには、全国中学校ゴルフ選手権の東北大会で3位となり全国大会に出場。
高校に進学後も東北ジュニアゴルフ選手権で準優勝し、全国大会に出場したほか、有望な若手の育成を目的に日本女子プロゴルフ協会が主催するステップアップツアーにも参戦し、高いレベルで経験を積んできました。
彼女の強みはショットの正確性。
距離のあるショートホールやピンまで距離が残った2打目、3打目でも高い確率でグリーンをとらえ、スコアメイクしていきます。
プロ選手の動画配信などを参考に専用の計測器で飛距離や方向性を分析し、ほとんど独学で腕を磨いてきた中野選手は、憧れの先輩から大きな刺激を受けています。
中野選手
「蓮さんはショットがピンに向かってま真っすぐしか行かなくて、近くに優勝されているプロがいるのは自分にとっても良い刺激になるし、もっと頑張ろうと思う」
高校の先輩の米澤蓮プロ。
小学生から実績十分でしたが、東北福祉大学1年の時には大学日本一に輝くなど活躍し、ことしはプロ初優勝を含む国内ツアー2勝をあげ、賞金ランキング4位です。
ほぼ独学でゴルフに打ち込んできた米澤プロは、現在も大会の合間を縫って指導してくれるといいます。
中野選手
「結構部活にも来てくださって忙しい中、すごくありがたいですし、プロの技術を間近で見られるというのは本当に良い経験というかありがたい」
並々ならぬ覚悟でプロを目指す中野選手は、大学進学の選択肢もありますが、卒業後はプロの卵である研修生として関東のゴルフ場に所属する予定です。
中野選手
「プロになるならゴルフだけやりたいなと思ったので、プロテストのために日々練習を頑張ってゴルフ場に勤務する形なのでゴルフ場の方に練習できることを感謝しながら、高校卒業して2年、3年でプロになって世界で活躍したいですね」