新春恒例「歌会始の儀」 最年少・高校1年生の短歌披露
皇居では22日、新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が行われ、宮崎県延岡市の高校生の歌が天皇皇后両陛下の前で披露されました。
歌会始の儀は、年の初めに天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方や一般応募で入選した人たちが共通のお題で短歌を披露する行事です。
今年のお題は「夢」。一般の入選者10人に延岡学園尚学館高等部1年の森山文結さん(16)の歌が選ばれました。
22日、最初に詠まれたのは、森山さんの歌でした。
(森山さんの短歌)
「ペンだこに うすく墨汁 染み込ませ 掠れた夢と いふ字を見てる」
森山さんは、今回、入選した10人の中では最年少です。
(延岡学園尚学館高等部1年 森山文結さん)
「私が今回、詠んだ夢に関しての不安ですけど、すごく不確定の将来などを想像すると、すごく不安になっちゃって、進路希望調査書とかちょっとまだよく分からないと思うんですけど、そう言ったことに関しての不安を詠みました」
県内からは31年ぶりの入選となった森山さん。終了後は、緊張した表情で記者会見に臨んでいました。