今夏も猛暑・蒸し暑くなる予想 熱中症を防ぐには? 熱中症”特別”警戒アラートとは? 気象予報士と保健師に聞いた
毎年のように危険な暑さに襲われる県内。
去年熱中症により救急搬送された人は7月が最も多くなっていますが、5月・6月にも多くの人が搬送されていて今の時期から注意が必要です。
毎年熱中症により亡くなる人もいて、2022年までの5年間で最も多かったのが 2020年の13人となっています。
熱中症は症状によって重症度が3つに分けられます。
- 重症度【1】
めまい・立ちくらみ・汗が止まらない・こむら返りなど - 重症度【2】
頭痛・吐き気・ 嘔吐・強い倦怠感など - 重症度【2】
呼びかけへの反応がおかしい ・立てない・全身の痙攣など
今年の夏も暑くなる?
酒井晋一郎気象予報士によると、3ヶ月予報でも6月7月は平均気温が高くなる予想。
理由は、平年と比べて太平洋高気圧が西へ大きく張り出してくるため 暖かく湿った空気が西日本に入りやすくなり、いつもの夏と比べると蒸し暑くなるとのことです。
夏熱中症にならないための対策
- 【話:県 健康増進課の温谷莉早さん】
暑さを避けることと、こまめな水分補給、日頃からの体調管理が重要です。体調が悪い時はもちろん、アルコールを飲んだ後には体が脱水しやすいので 特に注意が必要。
今からできる予防対策として、急に暑くなった時に備えてウォーキングなど、一汗かける運動をすることも暑さに対応しやすい体づくりとして大切です。
特に高齢者は注意が必要
高齢者は暑さを感じにくくなったり、汗をかきにくくなるので、気づかないうちに熱中症になることがあります。
その対策として有効なのが、室温計などを活用して環境の確認をして調整することが大切です。
適切な室温は25度から28度で、適切な湿度は50%前後とされています。
もし熱中症が疑われる人を見かけたら
- まずは涼しい場所に移動して体を冷やして体温を下げることが必要。
- 水分や塩分の補給をする。
- もし自分で水が飲めなかったり、意識がない場合にはためらわず救急車を呼びましょう。
そんなもしもの場合に備えるために先月登場したのが「熱中症お見舞い金保険」
Paypayのアプリ内にある商品で、熱中症による治療費や入院費用などを保証します。
販売開始から1週間で申し込みはおよそ4,000件に上りました。
熱中症対策グッズ
イオンモール宮崎サウスモール2階にある宮崎ロフトでは、先月から熱中症対策グッズの特設コーナーを設置しています。
イチオシグッズはこちら!
■ネックリング 3,608円
屋外でもひんやり28度を2時間キープ!
全体が凍っているのでまんべんなく冷たさをすぐに感じられます。
特殊素材で、28度起点に冷え固まったり溶けたりすることで、冷えをキープし続けてくれます。
■ハンズフリー扇風機 日傘クリップファン 2,728円
日傘に付けられるのはもちろん、紐がついているのでストラップとして首からかけて使うこともできます。
■UVアームハンドクーラー 2,420円
アームカバーについたポケットに凍らした保冷剤を入れて使います。手のひらを冷やすことで体の芯から冷やせます。
■宮崎LOFT
イオンモール宮崎サウスモール2階
営業時間:10:00 ~ 21:00
先月から熱中症特別警戒アラートの運用が始まりました。
熱中症による重大な健康被害が被害の恐れがあると予想された場合に、環境省が前日の午後2時に発表するもの。
重大な健康被害の恐れがある危険な暑さになりますので、自分の身を守る行動をとるようにしてください。