「お手伝いできることは…」地震で避難誘導の新田原基地隊員にJRが感謝状
宮崎市などで震度5弱の揺れを観測した地震から1カ月。
当時、緊急停止した列車から乗客を安全に避難させた自衛官に、JR九州から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、航空自衛隊新田原基地所属の大野結一等空尉です。
大野さんは先月13日、JR日豊本線佐土原・日向新富間を走行中のワンマン列車に乗っていた時に地震に遭遇。
列車が緊急停止する中、大野さんは運転士に「お手伝いできることはありませんか?」と声をかけ、携帯電話のライトで乗客の足元を照らすなど、乗客45人の安全を確保しながら近くの踏切まで移動させました。
(航空自衛隊新田原基地所属 大野結 一等空尉)
「運転士の方が困っているという気持ちだけで行動しました」
「(この経験を生かして)私の同僚や部下の皆さんに対しても、声かけをしていきながら、組織一丸となって地域住民の皆さんの助けになれればいいと思っています」
JRによりますと、列車の運転士は「とても心強かった」と大野さんに感謝していたということです。