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「相当数の不発弾が眠っている」宮崎空港で不発弾発見は過去にも 

2024年10月2日 19:02
「相当数の不発弾が眠っている」宮崎空港で不発弾発見は過去にも 
テレビ宮崎

宮崎空港では、過去にも不発弾が見つかる事例が発生しています。

3年前、宮崎空港の駐機場の耐震工事をするため、地中の磁気探査をしたところ、直径約60センチメートル、長さ約130センチメートルのアメリカ製の不発弾が見つかりました。

また、2011年には、6月に滑走路と駐機場の間の緑地帯で、11月には滑走路から約50メートル離れた土の中で、それぞれアメリカ製の不発弾を発見。

さらに、2009年1月にも、宮崎空港周辺で不発弾が見つかりました。

なぜ、これほど不発弾が見つかるのか?県内出身の特攻隊員などを研究する戦史研究家の稲田哲也さんは。

(南九州文化研究会 稲田哲也さん)
「(宮崎空港周辺は)1943年に海軍の大型機のパイロットを養成する航空基地としてスタートしていて、基地自体が激しい爆撃を終戦近くまで受けています。戦時中は1000発以上の爆弾が落とされているので、相当数の不発弾が眠っているのではないかと思っています」

今回のように、地中にある不発弾が突然爆発するケースは、国内でも珍しいということです。

(南九州文化研究会 稲田哲也さん)
「今後もいきなり爆発をするという可能性はゼロではないです。酸素ボンベのような形のものを見つけたら、速やかにその場を離れて警察に通報するということが大事」

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