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酒田市議会の「通年議会」がスタート 議長判断でいつでも議会開会 災害対応も迅速に

2024年4月15日 17:46
酒田市議会の「通年議会」がスタート 議長判断でいつでも議会開会 災害対応も迅速に

酒田市議会が15日開会しました。山形県内の自治体では初めて会期を1年間とする「通年議会」がスタートしました。

「ただ今から令和6年酒田市議会定例会を開会し、第1回4月招集議会を開きます。」

多くの自治体が、定例会を年4回開催しているのに対し、酒田市議会は、定例会の会期をおよそ1年にして常に議会を開会する「通年議会」の制度を取り入れました。メリットとしては議長の判断でいつでも議会を開くことが出来るため審議に十分な時間をかけられることや、災害が起きた時は、議会が発生直後から迅速に対応できる、などが挙げられます。一方で、経費や執行部側の負担の増加なども予想されます。酒田市は今後、メリットとデメリットを分析していくことにしています。
開会した市議会定例会では、旧松山中学校体育館に市が整備を進める予定の仮設屋内スケートリンクの設計委託料1100万円などを盛り込んだ今年度の一般会計補正予算案などが原案通り可決されました。
YBCが県内の自治体に聞き取ったところ、通年議会について米沢市や金山町など一部の議会が、県外の先行事例を視察するなど、情報収集をしているということです。