18歳以下の医療費完全無料化やそばの消費額日本一を目指すプロジェクト 山形市の新年度予算案
山形市の新年度の予算案が9日内示されました。18歳以下の医療費の完全無料化のほかラーメンに続きそばでも消費額日本一を目指す新プロジェクトの立ち上げなどが盛り込まれ、一般会計の総額は1021億円あまりと過去最高額となりました。
山形市の佐藤孝弘市長は記者会見で、新年度予算案の概要を説明しました。一般会計の総額は1021億1800万円で前の年の当初予算より34億円余り増えました。山形市の当初予算が1000億円を超えるのは初めてで、過去最高額です。
佐藤孝弘山形市長「山形市は積極的なチャレンジする市政としてこれまでも展開してきた。今回の予算は持続可能なまちづくりに念頭を置いて編成した」
新年度は子育てに関する様々な対策が拡充されます。子どもの医療面では、前の年からおよそ1億円増額し、18歳以下の医療費を外来診療費も含め完全に無料化します。さらに学校現場のデジタル整備として、すべての小中学校の教室に電子黒板を導入します。
佐藤孝弘山形市長「持続可能なまちづくりを考えた場合、人づくりは非常に大切なので山形市は力を入れて取り組んでいく」
また、市総合スポーツセンター内にあるスケート場の老朽化が進んでいて、関係者たちが大規模な改修や、もしくは新しい施設の整備を市に求めました。新年度は現存のスケート場を改修するか新たに整備するかなど基本構想の策定を行う費用としておよそ550万円が計上されています。
観光分野では2年連続で消費額日本一に輝いたラーメンに続き、名物のそばでも消費額日本一を目指す新たなプロジェクトを立ち上げます。
佐藤孝弘市長「ラーメンでプロモーションが非常にうまくいったことを踏まえて、今一度そばについてPRしていこうと思う」
このほか、ひきこもりなど孤独や孤立の悩みを抱える人を対象にAIを活用したチャットでの相談を全国に先駆けて実施します。