猛暑で山形名物「冷やしラーメン」の需要増える ラーメン消費額 山形市が2年連続日本一
去年1年間の1世帯当たりのラーメン消費額が6日、発表され、山形市が2年連続で日本一に輝きました。今回、日本一を果たした背景には山形ならではのラーメン文化があったとみられています。
6日午前8時半、山形市役所では佐藤孝弘市長やラーメン店の店主らが集まり、総務省の発表を見守りました。
「歓声」
市の職員が集計した結果、去年1年間の1世帯当たりのラーメン消費額は、山形市が1万7593円で全国1位。2位の新潟市、3位の仙台市に大きな差をつけて2年連続の日本一となりました。今回の山形市の消費額は記録が残る2000年以降で最高です。
「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会鈴木敏彦会長「1位がずっと続けばいい。とにかく盛り上げるラーメンはすばらしい食べ物なのでそれで盛り上げられたら一番いい」
山形市・佐藤孝弘市長「市民やラーメン店の皆さんはじめ、盛り上げていただいた皆さんに感謝を申し上げる。こういうことをきっかけに山形のラーメンはおいしいんだということを全国の皆さんに知ってもらえればうれしい」
去年の1か月ごとに比較した山形市と新潟市のラーメン消費額の推移です。7月まではあまり差が見られませんでしたが、8月、9月に入ると山形市の消費額が大きく伸びています。
市の担当者やラーメン店の関係者は、猛暑の影響で夏場に山形名物「冷やしラーメン」の需要が増えたことが勝因の1つではないかと分析しています。
「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会鈴木敏彦会長「気候の影響は大いにあると思うやはり冷やしラーメンの発祥の地ということで夏は非常に消費額が伸びた」
また、山形市は去年、日本一に返り咲いたことを受けて、「ラーメンの聖地」を宣言しました。
市内の各ラーメン店で「山ラー」と書かれた共通ののぼり旗やポスターを掲示したほか、市内で開かれるさまざまなイベントにラーメン店が出展するなど、ラーメン消費を伸ばす取り組みに力を入れてきました。
山形市議会長谷川幸司議長「PRの相乗効果があってラーメン店の皆さまがいろいろな努力をしてもらって過去最高の数字につながったと思う」
「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会鈴木敏彦会長「山形のすばらしいラーメンをどんどん全国にPRしていければ」
市では2月8日を「山形市ラーメンの日」に制定していて、10日と11日には、「ラーメンの日」に合わせて市内でPRイベントを予定しています。