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上山市の田んぼで盲学校の子どもたちが稲刈り 5月に自分たちが植えたイネの成長確かめる

2024年9月18日 17:32
上山市の田んぼで盲学校の子どもたちが稲刈り 5月に自分たちが植えたイネの成長確かめる

上山市にある県立山形盲学校に通う子どもたちが18日、稲刈りに挑戦しました。自分たちで田植えをして大きく育った、稲の手触りを確かめながら、収穫をする姿を取材しました。

稲刈りに参加したのは、上山市にある県立盲学校・小学部の3年生から6年生合わせて7人です。

「長靴の準備オッケーですか?」「カマの木のところだけを持ってください」

ことし5月、子どもたちが同じ田んぼで田植えをした時の様子です。山形盲学校では授業の一環で、米作りの過程を学んでいます。コメの卸売りなどを行う山形市の「アスク」が所有する上山市にあるおよそ100平方メートルの田んぼに、自分たちで「はえぬき」の苗を植えました。

あれから4か月ー。あいにくの雨となりましたが、田植えをした田んぼには、黄金色に色づいた稲穂が揺れていました。
子どもたちは、学校の教職員と一緒に鎌の使い方を練習した後、育った稲に触れて、成長を確かめました。

「触ってみてどうですか」「チクチク」大きさは?「お腹くらい(の高さ)」「最初は柔らかかったけど今は少し硬い」

いよいよ刈り取りです。

「稲の根本」「横じゃなくて縦に」「もうちょっと」「取れた」

「上から下に ザクッ」「切れた!」「ちょっと硬かったけど切れた時にうれしかった」

「持ってみてどうですか?」「おもったいです」「炊いて食べたいです」

株式会社アスク 河合克行代表取締役「自分たちが植えたコメを手で触って小さい苗がこんな大きくなっちゃったと実感したと思います。自分たちが作ったコメなんだなと思うと味わいもひとしおだと思う」

児童たちが刈り取ったコメは、これから乾燥させ精米を行った上で、後日、児童たちにプレゼントされるということです。