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大学入学共通テスト本番を前に山形県内の高校で「出陣式」 1年振り返り不安や緊張を振り払う

2025年1月17日 17:35
大学入学共通テスト本番を前に山形県内の高校で「出陣式」 1年振り返り不安や緊張を振り払う

18日からの大学入学共通テスト本番を前に受験生を激励する「出陣式」が山形県内各地の高校で行われました。

学年主任「明日からの共通テスト、頑張るぞー!」生徒たち「おー!」

生徒たちの頭には「必勝」と書かれたハチマキ。試験に臨む山形市の県立山形南高校の3年生です。生徒237人のうち、ほぼ全員の233人が試験に臨みます。
山形南高校では、毎年、出陣式を校舎内の柔道場で行ってきましたが、ことしはインフルエンザの感染拡大を受け、感染防止の観点から、柔道場よりも広いスペースの講堂で実施しました。

山形南高・大沼晋校長「もうここまで来たら、自分がやったことに自信や誇りをもって戦うしかない。南高で鍛えた精神力をもって、しっかり頑張ってこい」

その後、上映されたのは学年主任の教諭らが作った3年生に向けた応援動画。映像では生徒らが過ごしたこの1年の出来事を振り返りました。

受験生「映像で思い出に浸って、頑張れそうな気持ちが湧いた」
受験生「今までやってきたことを信じて、全力で挑むだけ。頑張ってきます」

最後は全員で応援歌を歌い、あすの試験に向け士気を高めました。

教職員「夢の実現に向かって必要な点数を取ってこい!」

鶴岡市の鶴岡東高校では、大学入学共通テストを受ける特進コースの生徒42人への激励会が開かれました。

鶴岡東高校 斎藤哲校長「悔いを残さない。自分の力を全力で出し切る。これが一番大切なこと」

受験生たちは一人ひとり、決意を示しました。

受験生 2人「本番では緊張しすぎず自分の出せる全力を出しきって頑張りたい」「後悔しないように思いきり楽しんできます」

続いて、後輩たちは受験生を激励しました。

2年生 難波凰太生徒会長「皆さんには最大の敵がいます。緊張です。当たり前ですよね、たった何時間かでこれからの人生が決まると言っても過言ではないんですから。でも大丈夫です。(書かれた紙くしゃくしゃにして投げる)これで全力を出せますね」

そして、教職員からのエールも。

教職員「あせりは実力をどこかにやってしまうような非常に危険な奴ですので成敗したいと思います。(紙 手刀で切る) 」

3年生 佐々木 琉麻さん「ついに明日から共通テストということで不安や焦り、みんな常に付きまとってくるような厄介な存在だと思っている。さっき先生方がそれをぶっ壊してくれたのでいま一点の迷いもないすごく清々しい気分になっている。受験というのは人生の中においてそう何回もない機会だと思っています。せっかくならその機会を活かして全力で楽しんできてやろうという勢いで明日臨めたらいいなと思っている」
最後はテストで1点でも多く取ることができるよう野球部が試合で得点したときのテーマ「オー・シャンゼリゼ」を吹奏楽部が演奏して受験生を送り出しました。

最終更新日:2025年1月17日 19:27