新庄市に開学した東北農林専門職大学で入学式 40人の1期生が意気込み
山形県新庄市に開学した最上地域初の4年生大学、東北農林専門職大学の入学式が8日行われ、およそ40人の新入生が、新しいキャンパスでの学びをスタートさせました。
東北農林専門職大学は、農業の栽培技術のほか農産品の販売や経営知識も身に付けた農業スペシャリストを養成する東北初の県立農林専門職大学です。入学式には農業経営学科と森林業経営学科の合わせて43人の学生が、臨みました。式では、新入生一人一人の名前が読み上げられたあと、神山修学長が、「学内外の豊富な実習を通して農業、森林業の発展に貢献する人材として羽ばたいてほしい」とあいさつし、新入生代表が決意を述べました。
森林業経営学科工藤遼祐さん「新しい校舎で学習ができる恵まれた環境に感謝し、理論と実践をつなげる教育体制のもと学習に意欲的に取り組んでいきたい」
森林業経営学科黒沢成斗さん「専門職大学が珍しく農林系は学びたい分野。一期生として入れるのがうれしい」
農業経営学科奥山歩美さん「農業の技術や経営について より詳しく学ぶために選んだ。家では稲作と野菜をやっていて果樹に挑戦して家の経営を発展させたい」
新入生43人のうち県内出身者が27人。県外出身者は16人で東北をはじめ、山口県などからも入学者がいるということです。4年制の大学は、県内では8つ目で。最上地域では初めてです。新入生たちは、新たに開学した大学の一期生として第一歩を踏み出しました。