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飯豊町の電動モビリティシステム専門職大学 今年は2人が入学 電気自動車や自動運転を研究

2024年4月5日 18:20
飯豊町の電動モビリティシステム専門職大学 今年は2人が入学 電気自動車や自動運転を研究

山形県飯豊町に去年春に開学した「電動モビリティシステム専門職大学」で5日、入学式が行われました。2期生として入学する学生は2人で、2年続けて大幅な定員割れとなりました。

入学式が行われた飯豊町の「電動モビリティシステム専門職大学」です。電気自動車や自動運転を4年間で実践的に学び、自動車産業をけん引する人材の育成を目指す日本初の専門職大学として仙台市の学校法人・赤門学院の運営で去年春に開学しました。
大学の設立に伴い飯豊町ではこれまで校舎の建築費として3億5000万円のほか、大学の敷地や設備の無償貸与などの支援を行ってきました。
2期生となる学生2人が式典に出席。冒頭、清水浩学長は、「電気自動車に関する広い分野を学び、自分のやりたいことを見つけてほしい」と式辞を述べました。

米沢市出身「自動運転などがかっこいいと思いこれからの世界で通用すると思い入学した。高校の時に勉強で苦手な分野から逃げてしまったので大学は後悔のないように生活していきたい」
寒河江市出身「小さい頃から色んなロボットを作ったりすることが好きで大学のモノづくりに惹かれて入学を決めた。若い人からお年寄りまで安心して移動できるような乗り物を作りたい」

入学した学生の数は、去年の3人に続き、定員の40人を大きく下回りました。大学側は、引き続き広報や大学の魅力発信に力を入れていきたいとしています。

電動モビリティシステム専門職大学 清水浩学長「1年生の時から研究室に配属され研究を続けられるというのが特徴。どんなメリットがあるのかということを前面に押し出すような募集をしていく」

入学した学生たちが受ける授業は10日からスタートします。