世界で唯一空気を祭る神社がある山形県朝日町は、6月5日を「空気の日」と定めています。「空気神社」や町の議会で、空気の日にちなんだ催しが行われました。

5日に開会した朝日町議会の6月定例会。議会の冒頭、出席者に呼びかけがありました。

議長「空気に感謝する気持ちを全員で表現するので皆さんのご協力をお願いします」
深呼吸「それではご一緒に」

議員たちが深呼吸。世界中で地球環境を考える国連の世界環境デーに合わせて、朝日町は6月5日を「空気の日」に制定しています。朝日町議会では毎年6月定例会を「空気に感謝する議会」に位置づけています。

朝日町議会鈴木光一議員「朝日町の空気は素晴らしいということを実感しながらきょう一日やりたい」

朝日町鈴木浩幸町長「朝日町が世界で一番空気がきれいだと自負している。世界中に空気に感謝するメッセージを伝えていければ」

一方、町内の「空気神社」には、多くの人が参拝に訪れました。ブナ林の中にあるこの神社は世界で唯一空気を祭る神社として知られています。
毎年この時期に行われる「空気まつり」の開催日で、普段は見ることができない地下の本殿がお披露目されました。

上山から「清々しい感じ。なかなかいい所ですよね。本当に来てよかった」
酒田から「気持ちいい。きれいですね。御朱印目的で来た。1年に1回の頒布だということなので」
朝日町 総合産業課　堀隼聡主事「みなさんから来てもらって新鮮でおいしい空気を吸ってもらって日頃の疲れを癒してもらえれば」

空気神社では今、午後7時からの2時間、ライトアップを行っています。
期間はことし9月16日までで、7月6日には七夕にちなんだイベントも行われる予定です。