「ワナゲ大国」山形 4年ぶりに山形市で交流大会 高齢者の健康や生きがいづくりの場
おもに60歳以上が参加する「公式ワナゲ」というスポーツは、協会によりますと競技人口の数は山形が日本一です。13日は山形市で、公式ワナゲでシニア世代が楽しく交流する大会が開かれました。
山形市内の体育館に集まったのは、60歳以上が中心の213人です。公式ワナゲ大会はシニア世代の健康増進を目的としたもので新型コロナウイルの影響で中止していましたが4年ぶりに開催されました。
公式ワナゲは3人が1チームとなり1ゲームで1人9回、輪を投げ3ゲームの合計点を競います。縦、横3マスある的に投げた輪が一列にそろうと30点。すべてに入ると300点。そろわなかった場合は輪が入ったマスの数が点数となります。
大会には県内45チームと千葉県の1チーム合わせて46チームが出場し競技を行いました。
男性最高齢参加者・長岡昇さん(91)「みんなで一緒に遊べるのがいい。20年近くやってるけどその割には上手にならない。まぐれで300点のパーフェクト取れたらいい」
参加者「なかなかみんな上手になってきている自信もってできない」
女性最高齢参加者・小野寺昭子さん(90)「コロナで集まれなかったのは、寂しかった。4年ぶりの大会を楽しみにしてきた」
県老人クラブ連合会などが開催するこの大会は、2007年に始まりました。当時は「公式ワナゲ」があまり普及しておらず競技人口も多くはありませんでした。しかし、今では全国に8000人もの競技普及員がいて、そのうちの半数が山形県出身か在住者です。実は山形は「ワナゲ大国」なのです。
県老人クラブ連合会・大津歩美さん「高齢者の健康づくり、生きがいづくりを狙いとしている。集まってみんなで楽しく同じ競技を行うことが狙い」
参加者たちはワナゲを通して生涯の健康づくりに励んでいました。