出羽三山神社の養成所に2年ぶり神主の卵が入所 雪解け水で身を清める修行にのぞむ
「♪エイユ エイユ朝夕に 神の身まえにみそぎしてー」
鶴岡市の出羽三山神社・神職養成所にこの春、2年ぶりとなる神主の卵が入所し、雪解け水が流れる川で身を清める最初の修行「入所みそぎ」を行いました。
18日午前7時過ぎー。
「エッホ エッホ」
鶴岡市の羽黒山山頂から白装束を身につけた4人が石段を駆け下りてきました。県内唯一の神職養成所がある出羽三山神社。この春、新たに入所した岩手県出身の小林主浩さん(25)は2年ぶりの新人。その神主の卵が最初に取り組むのは神職になるための修行の一つ「入所みそぎ」です。
「エイユ エイユ」
実家の神社を継ぐために入所した小林さん。心を一つにするため先輩の神職10人と共に舟をこぐ動きで体を温めた後、雪解け水が流れ込む祓川に入りました。そして、身を清める大祓を唱えながら、みそぎを行いました。
入所した小林主浩さん(25)「冷たかったが自分の体にしみて心身清められたと思う。地域の人たちに信頼される神主を目指していきたい」
小林さんはこれから2年間、祈祷や祭事などを住み込みで学び神職の資格取得を目指します。