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荘内病院で診療費約2330万円を誤徴収 対象者に返還へ 過去10年間で患者1万4500人・230機関分 

2024年5月2日 12:36
荘内病院で診療費約2330万円を誤徴収 対象者に返還へ 過去10年間で患者1万4500人・230機関分 

山形県鶴岡市の荘内病院は、夜間や休日などの時間外の診療費について、過去10年間におよそ2330万円を誤って徴収していたと発表しました。

荘内病院によりますと、夜間や休日の緊急性の高い患者の診療に支障が出ないようにするため、診療時間外に受診した軽症の患者に対して、2012年4月から国の基準に基づき医療保険適用外の「時間外診療加算料」を診療費に加えて徴収しています。
ことし1月、院内の事務処理の見直しを検討するため関連法令を確認したところ、診療費に誤って本来加えない加算分を含んで算定していたことがわかりました。過去10年間に誤って徴収していた金額は患者およそ1万4500人分と健康保険組合などおよそ230機関分のあわせておよそ2330万円に上ります。
「時間外診療加算料」の算定に当たっての認識が誤っていたのが原因で、荘内病院は5月中旬から対象の患者などに誤徴収分を返還する手続きを進めるとしています。