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フジ大株主の米ファンド フジへの人事提案の全容判明 SBI北尾氏ら社外12人

2025年4月15日 23:37
フジ大株主の米ファンド フジへの人事提案の全容判明 SBI北尾氏ら社外12人

フジテレビの親会社の大株主であるアメリカの投資ファンドは、16日付でフジ側に対し、総勢12人の新たな取締役候補を提案しました。

アメリカの投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は16日付でフジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスに対し、6月の株主総会に向けた株主提案を送り、新たな取締役候補として社外の12人を提案しました。

SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長、STARTO ENTERTAINMENTの福田淳CEO、ワーナーミュージック・ジャパンの北谷賢司会長のほか、ダルトンの共同創業者も含まれていて、事実上、取締役の総入れ替えを求めた形です。

ダルトンは、フジ・メディア・HDが3月下旬に公表した新たな人事案で5人の取締役が留任することを「何も変わらないというメッセージを公表した」と指摘し、「日枝体制の残滓(ざんし)を一掃」するとしています。

また株主提案では、フジの企業統治の改革に加え、不動産事業の切り離しも求めています。

【ダルトンが提案するフジ・メディア・HDの取締役候補】
北尾吉孝(SBIHD会長兼社長)
北谷賢司(ワーナーミュージック・ジャパン会長)
岡村宏太郎(サッポロHD社外取締役)
堤伸輔(新潮社「フォーサイト」元編集長)
坂野尚子(元フジテレビアナウンサー)
ジェームズ・ローゼンワルド(ダルトン共同創業者)
菊岡稔(JDI前社長)
福田淳(STARTO ENTERTAINMENT 代表取締役CEO)
松島恵美(弁護士)
近藤太香巳(NEXYZ.Group 社長)
田中渓(元ゴールドマン・サックス証券)
西田真澄(ダルトンのパートナー)

最終更新日:2025年4月16日 9:02
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