大株主の米ファンドがフジ・メディア・HDに書簡 日枝久氏の辞任求める
フジ・メディア・ホールディングスの大株主であるアメリカの投資ファンドは、取締役相談役を務める日枝久氏の辞任を求める書簡を送ったことを明らかにしました。
アメリカの投資ファンド、ダルトン・インベストメンツは、フジ・メディア・ホールディングスの株式を、関連会社の持ち分とあわせて7%以上保有しています。フジ・メディア・ホールディングスに3日付で送った新たな書簡では、日枝久取締役相談役の辞任を求めました。
日枝氏について、「取締役会に対して絶対的な支配力と影響力を保持している」と指摘。「なぜ一人の独裁者が40年近くも巨大放送グループを支配することが許されてきたのか。信じがたいことだ」と主張し、フジ側を厳しく批判しました。
また、「企業統治が完全に機能不全に陥っていることは明らかだ」とした上で、「ただちに改革されない限りスポンサーは戻ってこないだろう」としています。
書簡では、日枝氏の辞任に加えて、取締役会の過半数を独立した社外取締役で構成することも求めています。
最終更新日:2025年2月4日 12:15