大雨で地下にあった水道管が破裂 鮭川村で現在も100戸余り断水続く 復旧は8月下旬か
記録的な大雨から8日で2週間となりますが、鮭川村の一部地域では現在も100戸余りで断水が続いています。断水地域で不便な生活を強いられている住民に話を聞きました。
中川悠アナウンサー「鮭川村曲川地区では70世帯でいまも断水が続いています。まもなく2週間ですが大雨の爪痕が見られます」
土砂崩れなど鮭川村では、曲川地区と芦沢地区の合わせて118戸で現在も断水状態が続いていて、2つの地区内には合わせて6か所の給水タンクが常時設置されています。
このうち曲川地区では、大雨の影響で地区内の橋に接続している道路が川に流されて地下にあった水道管が破裂し、地区内の70戸の住宅で水道が止まっています。
安彦一二さん「出る気配ないですね」
曲川地区に住む安彦一二さんは、村が設置した近くの給水タンクから水をくんでバケツや風呂の浴槽、家庭用タンクなどにためて使っています。中でも大変なのはトイレだといいます。
安彦一二さん「終わった後にバケツで流す。こんな感じですめんどくさいですね」
安彦さんは洗い物が出ないように極力食器を使わないようにしています。洗濯は隣の新庄市や真室川町まで移動し、コインランドリーを利用しているということです。
鮭川村では断水地域の住民に、真室川の入浴施設で使用できる入浴券を配布するなどの支援を行っています。
安彦一二さん「しょうがないこの生活をやるしかない。復旧はすぐ来るものではない」
曲川地区・芦沢地区いずれも現在水道管の修理などを進めていて、水道の復旧は8月下旬を見込んでいるということです。