GI登録「東根さくらんぼ」 東京・豊洲市場の競りで1キロ145万円で落札 最高値更新
国の地理的表示・GIに登録されている「東根さくらんぼ」の競りが、13日、東京の豊洲市場で開かれ、1キロ145万円で競り落とされました。最高値を更新するのは7年連続です。
東根市によりますと、競り落とされたのは12日に市内で開かれたJA品評会のパック詰め部門で最優秀賞「一席」に選ばれた元木美沙さんの「佐藤錦」です。
落札額は1キロ145万円でこれは去年の140万円を5万円上回り過去最高値です。都内の仲卸業者が購入しました。
「東根さくらんぼ」はGI登録されてからことし8年目の出荷シーズンを迎えます。JAさくらんぼひがしねは毎年、目ぞろえ会を開き、品質基準を統一して豊洲市場に出荷していて落札額は毎年最高値を更新しています。
東根市の担当者は「東根さくらんぼというブランドの知名度が上がってきた。ことしも高温が続き、収穫量も少ない厳しい状況が続く中、最高値を更新できたのは生産者の努力の賜物」とコメントしています。落札されたサクランボは、大丸百貨店で展示・販売されています。