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山形市で正月の縁起物「センリョウ」の競り 平均価格は去年より安く 小さいサイズが売れ筋

2024年12月9日 16:50
山形市で正月の縁起物「センリョウ」の競り 平均価格は去年より安く 小さいサイズが売れ筋

正月の縁起物として知られる「センリョウ」の競りが9日朝山形市で行われ、競り人の威勢の良い掛け声が響きました。

午前8時。山形市の「山形生花地方卸売市場」で開かれたのは毎年12月恒例の「千両市」です。競りにかけられたのは赤や黄色の実を付けた正月の縁起物「センリョウ」およそ5万本。需要が高まる年末を前におよそ50人の買い手が実の成り具合や色合いなどを見ながら、目当ての品を買い付けていました。

フラワーショップjuju長谷川淳さん「店を始めて8年間毎年競りに来ている。私も毎年経験を積んでいるがことしは出来がいいみたい」

市場の関係者によりますと茨城県などで栽培されたことしのセンリョウは生育が順調で実の付き具合も良好です。生活スタイルや住宅事情の変化もあり、最近は小さいサイズのセンリョウが多く求められているということです。

フラワーショップjuju長谷川淳さん「他の花が全部高くなっている時にセンリョウはちょっと安いみたい。どこの花屋でもお買い得かもしれない。生花いいですよ。お正月は生花で」

競りの結果、センリョウ1本あたりの平均価格は去年より8円安い186円で、最高額は1本600円でした。市場では12月14日にウメやナンテンなどの競りも行われる予定で、正月商戦に向けた動きが活発化します。

最終更新日:2024年12月9日 19:21