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迫る年の瀬 新年の縁起物「初あめ」づくりが山形市のあめ専門工場で最盛期

2024年12月5日 18:00
迫る年の瀬 新年の縁起物「初あめ」づくりが山形市のあめ専門工場で最盛期

煮詰めた水あめの甘い香りが立ち込めるあめ工場。創業67年、山形市北山形の「大山製菓」です。五穀豊穣や家内安全を願う新年の縁起物「初あめ」作りがいま、最盛期を迎えています。

大山製菓4代目 鈴木健太郎さん「炊き上がった水あめを冷ましている作業。特に歴史のある商品なので大事に扱いたいと思い作っている。熱いのと手に付きやすくすごく体力を使う」
鈴木健太郎さん「空気を練り混ぜることで白くなり口溶けいい食感にするための作業。表面がきれいですよねお餅みたいに。初あめは昔から柔らかく作るのが大事。普通のあめは硬くするために作るが初あめはどれだけ柔らかく作るかが1番難しい所。ほかのあめとの1番の違いがそこ」

戦後、10軒ほどあったというあめ専門の工場は、現在、県内では大山製菓だけ。創業当時と変わらない製法でいまも作り続けています。

鈴木健太郎さん「商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、そういう思いで召し上がられていると聞いている。新年を迎えてそういう気持ちで召し上がっていただきたい」

大山製菓では、多い日は300キロの初あめを作り、1月上旬までに9トンを製造する見込みです。クリスマス明けからスーパーなどに並び、1月10日、山形市で開かれる初市でも販売されます。

最終更新日:2024年12月5日 19:16